“雲長”の読み方と例文
読み方割合
うんちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下邳の城は丞相もご承知の関羽かんう雲長うんちょうが、守り固めております。——かねて玄徳はかかる場合を案じてか、二夫人と老幼のものを
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは予州よしゅうの太守劉玄徳りゅうげんとくが義弟の関羽かんうあざな雲長うんちょうなり、家兄玄徳の仰せをうけて、義のため、呂布を扶けに馳けつけて参った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲長うんちょうは笑ってばかりいる。張飛がせきたてても、なかなか腰を上げそうもないので、張飛は、「何が相かわらずだ」と、やや突っかかるような言葉で反問した。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)