雪解水ゆきげのみず)” の例文
底は髪の毛一筋も見え透く雪解水ゆきげのみずであるが、へききわまって何でもこの色で消化してしまう、水底の石は槍ヶ岳の刃のこぼれた石英斑岩、蝶ヶ岳から押し流された葉片状の雲母片麻岩、石そのものが
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)