陸棲人士りくせいじんし)” の例文
風采いかにも洋々とひろく、顔にも陸棲人士りくせいじんしのごとくいらついた神経などなく、各〻、しゃちくじらの子みたいに、頗る縹渺ひょうびょうたる風格のなかに、また一種の楽天的な気概をそなえている。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)