“陵守”の読み方と例文
読み方割合
りょうもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那の陵守りょうもりも無論狡猾だろうが、金の玉を安く買おうと云う番頭もあまり正直な方じゃない。番頭はそっとぜにをやって金の玉をポッケットへ入れたようである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この山中の陵守りょうもり小屋に起居して、この人たちは、この色もない香も淡い渋茶をのみながら何を生きがいとしているのだろうか。「淋しくありませんか」と問えば、「べつに……」とただ笑っている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)