降参人こうさんにん)” の例文
……父がごれんみんをもって命をたすかり、降参人こうさんにんとなっておん旗本に加わったのは、おのれの命ひとつが惜しかったからではない、このきみこそ天下の仕置たるべき人
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
すぐる永禄えいろく九年(一五六六)におみかた申してより、いつのたたかいにもご馬前のはたらきかなわず、家中の人びとからは絶えずに降参人こうさんにん、ごれんみんの者という眼で見られております
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)