間断とぎ)” の例文
旧字:間斷
話が間断とぎれると、ザザーツといふ浪の音が、急に高くなる。楠野君は、二人のあらそひを聞くでもなく、聞かぬでもなく、横になツた儘で、紙莨を吹かし乍ら、浪の穂頭を見渡して居る。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)