鏝手こて)” の例文
亥太郎は牛込辺へ仕事に参りまして、今日は仕舞仕事で御馳走が出まして、どっちり酔って、風呂敷の中は鏝手こてを沢山入れて、首っ玉へ巻付けまして、此の人は年中柿色の衣服きものばかり着て居ります。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)