錣引しころび)” の例文
腕からすべって羽織の裾に取りつき、錣引しころびきが草摺引くさずりびきになったけれども、このたびの朝比奈もまた、あまりに意気地のない朝比奈で、五郎時致ときむねは、またあんまりふざけ過ぎた五郎時致でありました。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)