“鄴都”の読み方と例文
読み方割合
ぎょうと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっそく、鄴都ぎょうとには、魏王宮が造営された。ここにはすでに玄武池げんぶちがある。曹操の親衛隊は、ここで船術を練り、弓馬を調練していた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鄴都ぎょうと後宮こうきゅうに一園を造らせ、多くの花木を移し植えて、常春とこはるの園ができあがった。……というので曹操は、一日その花園を見に出かけた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大王が鄴都ぎょうとにとどまったのも天の定数です。許都の乱も約束事です。また私が大王に見出されて、予言申し上げたのも、おそらく天意でしたろう。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)