“遜志斎”の読み方と例文
読み方割合
そんしさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王の優遇知る可くして、孝孺の恩に答うるに道を以てせるも、また知るべし。王孝孺の読書のに題して正学せいがくという。孝孺はみずから遜志斎そんしさいという。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
道衍どうえんは豪傑なり、孝孺は君子なり。逃虚子とうきょしは歌って曰く、苦節かたくすべからずと。遜志斎そんしさいは歌って曰く、苦節未だ非とす可からずと。逃虚子は吟じて曰く、伯夷量はくいりょう何ぞせまきと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)