過越すぎこし)” の例文
なんという、あわれな姿であったでしょう。待ちに待った過越すぎこしの祭、エルサレム宮に乗り込む、これが、あのダビデの御子の姿であったのか。
駈込み訴え (新字新仮名) / 太宰治(著)
エルサレムでは近く、年一回の過越すぎこしの大祭が行なわれようとしていました。——ユダヤ全国から多数の国民が、この祭りのために上るであろう。
やがて過越すぎこしの祭の第一日、過越の羔羊こひつじほふるべき日が来た。これを食すべき場所は、エルサレムに限られていた。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
ことに過越すぎこしの大祭の季節であって、イエスの上京も期待せられていたことでありますから、「先生の御用だ」と言えば直ぐに意が通じて、格別怪しむこともなく
多くの人が過越すぎこしの祭を祝うため、ガリラヤからエルサレムに向かった。ヘルモン山から下りてガリラヤに帰ったイエスは、十二弟子を伴うて、エルサレム行きの群れに加わった。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
いよいよ除酵祭の初めの日、すなわち過越すぎこし羔羊こひつじほふるべき日となりました。
ある年の過越すぎこしの祭の間、イエスはエルサレムに滞在していた。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)