おまけにひどいあらしで、屋根の石かわらはけしとぶし、女王の遊園のがい骨のぶら下がっている木も、風であしのようにくなくなにまがりました。
たっぷり半マイル(一ドイツマイルは七・五キロメートル)はある遊園もあって、そこには大きなシカでも、小さなシカでも、ウサギでも、人のほしいと思うものは、なんでもおりました。
そこで、王さまは、ヨハンネスを、王女の遊園につれていきました。なるほどすごい有様です。
風がふくたんびに、死人の骨がからから鳴りました。それを、小鳥たちもこわがって、この遊園には寄りつきません。花という花は、人間の骨にいわいつけてありました。