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迸出
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へいしゆつ
ふりがな文庫
“
迸出
(
へいしゆつ
)” の例文
二箇
(
ふたつ
)
の径五寸ばかりの管は大空に向つて烈しい音を立てながら、盛んに
迸出
(
へいしゆつ
)
して居るのを認めた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
自分の前には川に
浸
(
つ
)
けてある方の管が蛇ののたくつたやうに
蟠
(
わだかま
)
つて、其中を今しも水が烈しい力で通つて行くと覚しく、針のやうな隙間から、しう/\と音して烈しく余流が
迸出
(
へいしゆつ
)
して居る。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
捨てたものほど強いものはない。かう昔から言はれてゐるが、捨てなければ、滅しなければ、または滅をしつかりとその根柢に所有して居なければ、本当の積極的主観は
迸出
(
へいしゆつ
)
して来ないものである。
生滅の心理
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
やがて火光に向つて一道の水が烈しく
迸出
(
へいしゆつ
)
したのを自分は認めた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
迸
漢検1級
部首:⾡
10画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“迸”で始まる語句
迸
迸発
迸水
迸沫
迸溢
迸血
迸裂