軋々きつきつ)” の例文
旅衣を平生服ふだんぎ着心地きごこちよきにかえ、窓外にほゆる夜あらしの音を聞きつつ居間の暖炉に足さしのべて、聞きなれし時計の軋々きつきつを聞くは、まったき愉快の一なるべし。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)