身振ジェスト)” の例文
つまりこういう作中の名句には、王朝の世の節奏リトムがおのずから現われていて、殊に作者の心から発しる一種のしなやかな身振ジェストが、読者の胸をでさするために、名状すべからざる快感が生じるのである。
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)