蹠裏あしのうら)” の例文
木戸を開けて表へ出ると、大きな馬の足迹あしあとの中に雨がいっぱいたまっていた。土を踏むと泥の音が蹠裏あしのうらへ飛びついて来る。かかとを上げるのが痛いくらいに思われた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)