島流しにったようだと云ったが、これは左様でげしょう、しか男子山おのこやま子持山こもちやまの間から足尾庚申山あしおこうしんざんが見える、男子子持の両山の景色などはいねえ……あゝ子持で思い出したが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)