“越雋”の読み方と例文
読み方割合
えっしゅん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南蛮なんばん国の王孟獲もうかくが、辺境を犯して、建寧けんねい牂牁しょうか越雋えっしゅんの諸郡も、みなこれと心を合わせ、ひとり永昌郡の太守王伉おうこうだけが、忠義を守って、孤軍奮闘中ですが
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「遠く、南蛮国へ密簡を送り、国王孟獲もうかくに、将来大利ある約束を与え、蛮兵十万を催促して、益州の永昌、越雋えっしゅんなどへ働かせ、南方より蜀中を脅かさしめる——これ二路であります」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「君の主人は、越雋えっしゅん高定こうていであろう。高定は元来、忠義な人だ、野心家の雍闓ようがいにだまされて、謀反むほんくみしたものにちがいない。立ち帰ったらよく君からも高定に忠諫ちゅうかんしてあげるがいい」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)