起請文きしやうもん)” の例文
そこで長政の亡くなつた翌年、寛永元年四月に三家老は一枚の起請文きしやうもんを書いて忠之に呈した。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
うつかりお由良の才智に引つ掛つた治三郎は、中年者だけにいろ/\考へたのさ。第一、あんな起請文きしやうもんを商人が書くといふのは無法だ。うつかり治三郎に落度があつて破談になれば、伊勢屋の身上を
起請文きしやうもんのこと
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)