赤黒しゃくこく)” の例文
死んでからはその屍骸を獣がくらい、鳥がついばみ、四肢が分離して流れ出し、なまぐさい悪臭が三里五里の先まで匂って人の鼻をき、皮膚は赤黒しゃくこくとなって犬の屍骸よりも醜くなること
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)