赤茶気あかちゃけ)” の例文
何がなしにハッとして飛び上るように背後うしろをふり向きますと、そこの一際ひときわ大きな樹の幹に、リヤトニコフの屍体が引っかかって、赤茶気あかちゃけた枯れ葉のほのおにユラユラと照らされているのです。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)