贔負客ひいききゃく)” の例文
茂太郎は、こんな意味において、日に日に婦人の贔負客ひいききゃくをひきつけていました。ある種類の婦人客のうちには、何かの好奇ものずきから、茂太郎を競争する者さえ現われようという有様です。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)