ケナ)” の例文
此では、芝居を知る人たちが、親をケナして、子を揚げるやうになるにきまつてゐる。その考へのなさを、私は歎いたのである。おやぢと見比べてくれと言つてゐると同じことになるからである。
菊五郎の科学性 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)