旧字:貴樣
“貴様”の意味
《代名詞》
貴-様(きさま)
第三の盗人 この長靴はおれの物じゃないか? 貴様こそおれの物を盗んだのだ。/ 第一の盗人 よしよし、ではこのマントルはおれが貰って置こう。/ 第二の盗人 こん畜生! 貴様なぞに渡してたまるものか。(芥川龍之介『三つの宝』)
「おい、何とか言いな、柿江」 / 「貴様の演説が一番よかったよ」 / 柿江は爪を噛みつづけたまま、上眼と横眼とをいっしょにつかって、ちらっと西山を見上げながら、途轍(とてつ)もなくこんなことをいった。(有島武郎『星座』)
(中世末から近世中期)二人称の敬意を込めた表現。
(出典:Wiktionary)
貴-様(きさま)
第三の盗人 この長靴はおれの物じゃないか? 貴様こそおれの物を盗んだのだ。/ 第一の盗人 よしよし、ではこのマントルはおれが貰って置こう。/ 第二の盗人 こん畜生! 貴様なぞに渡してたまるものか。(芥川龍之介『三つの宝』)
「おい、何とか言いな、柿江」 / 「貴様の演説が一番よかったよ」 / 柿江は爪を噛みつづけたまま、上眼と横眼とをいっしょにつかって、ちらっと西山を見上げながら、途轍(とてつ)もなくこんなことをいった。(有島武郎『星座』)
(出典:Wiktionary)