貪狼巨門たんらうきよもん)” の例文
貪狼巨門たんらうきよもん等北斗の七星を祭りて願ふ永久安護、順に柱の仮轄かりくさびを三ツづゝ打つて脇司わきつかさに打ち緊めさする十兵衞は、幾干いくその苦心も此所まで運べば垢穢きたなきかほにも光の出るほど喜悦よろこびに気の勇み立ち
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)