せめ)” の例文
我子の乱行らんぎょうのためにせめを受けた抽斎が、その乱行を助長した良三の身の上を引き受けて、家におらせたのは、余りに寛大に過ぎるようであるが、これは才を愛する情が深いからの事であったらしい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)