謦欬せき)” の例文
力の無い謦欬せきの声が奥の方で聞えた。急にお志保は耳を澄して心配さうに聞いて居たが、やがて一寸会釈ゑしやくして奥の方へ行つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)