談話仲間はなしなかま)” の例文
音作もまた、丑松と弁護士との談話仲間はなしなかまに入つて、敬之進の容体などを語り聞せる。正直な、樸訥ぼくとつな、農夫らしい調子で、主人思ひの音作が風間の家のことを言出した時は、弁護士も丑松も耳を傾けた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)