記憶力きおくりょく)” の例文
のぞいたことはなくとも己れの容色については並々ならぬ自信があり衣類や髪飾かみかざりの配合等に苦労することは眼明きと同じであった思うに記憶力きおくりょくの強い彼女は九歳の時の己れの顔立ちを
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)