観照眼かんしょうがん)” の例文
若い頃に画家になろうとこころざした程の、私などが足もとにも近づけない程の、美術に対してすぐれた観照眼かんしょうがんを持っている茂吉であった事を、ずっと後に、思い出して、私は、冷汗ひやあせをかいたことである。
茂吉の一面 (新字新仮名) / 宇野浩二(著)