“被見”の読み方と例文
読み方割合
ひけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「左様です。——これはまた、それがしのぬかりでした。まず、主人政職よりのこ書簡をご被見ひけん下しおかれますように」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて淨書して之房の道柏、利安の卜庵に被見ひけんを請うたのが、寛永三年十一月十二日である。道柏、卜庵はすぐに奥書をして、小林内匠たくみ衣笠きぬがさ卜齋、岡善左衛門の三人に披露を頼んだ。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)