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被布
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コート
ふりがな文庫
“
被布
(
コート
)” の例文
彼女は腕にかけてゐた
被布
(
コート
)
を投げ棄てて、堤に駈けあがると、水浴でも済ませたらしい裸馬を曳いて来る人を呼び止めて切りと頼んでゐた。
繰舟で往く家
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
向岸の舟着場を見降ろす裏門の扉に、花びらの散る
退紅色
(
ときいろ
)
の
被布
(
コート
)
を来た娘が、胸の上に袖を重ねてぐつたりと凭りかかつてゐた。——彼は小指を口にふくんで、笛を鳴らした。
繰舟で往く家
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
“被布”の解説
被布(ひふ)とは、着物の上に羽織る上着の一種。江戸時代末期に茶人や俳人など風流好みの男性が好んで着用したが、後に女性も着用するようになった。現在の着物コートの先祖に当たる。
(出典:Wikipedia)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“被布”で始まる語句
被布団
被布姿