“行願”の読み方と例文
読み方割合
ぎょうがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時は、口もきかず、ある時は、行願ぎょうがんに向っているような汗をしぼっている自身に気づいた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東山へ移ってからも、彼の不断の行願ぎょうがんは決してやまない。山王神社に七日の参籠をしたのもその頃であるし、山へも時折のぼって、根本中堂こんぽんちゅうどうの大床に坐して夜を徹したこともたびたびある。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「文殊は知慧を現し、普賢は行願ぎょうがんを現している仏様です」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)