蟻通ありどお)” の例文
いちばん有名なのは七曲ななわたの玉の、一名を蟻通ありどおしという話、これは今から千年も昔、紀貫之きのつらゆきの時代よりも前の事とさえ言われている。大きな玉に穴がとおっていて、その穴がなかで七つも曲っている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)