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蛮殻
ふりがな文庫
“蛮殻”の読み方と例文
読み方
割合
ばんから
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばんから
(逆引き)
「暑くったって脱ぐ訳に行かないのよ。上はハイカラでも下は
蛮殻
(
ばんから
)
なんだから」と千代子が笑った。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そうして高木から二つの品を受け取った時、彼女は改めてまた彼の
半袖姿
(
はんそですがた
)
を見て笑いながら、「とうとう
蛮殻
(
ばんから
)
になったのね」と評した。高木はただ苦笑しただけで、すぐ浜の方へ下りて行った。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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(1作品)
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“蛮殻(バンカラ)”の解説
バンカラ(蛮殻、蛮カラ)とは、ハイカラに対するアンチテーゼとして明治期に粗野や野蛮を創出したもの。一般的には言動などが荒々しいさま、またあえてそのように振る舞う人をいう。
夏目漱石の小説『彼岸過迄』(1912年発表)の一節にも登場する語である。
(出典:Wikipedia)
蛮
常用漢字
中学
部首:⾍
12画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
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