藍取あいと)” の例文
ましてや、一代の英君と仰いでいた義伝公を、徳川家の詭策きさくに害せられた阿波のうらみというものは、弓取の子孫は無論、半農半武家の原士はらしきもにも銘じ、野に働く藍取あいとうたにも現れたろう。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)