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薯焼酎
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いもせうちう
ふりがな文庫
“
薯焼酎
(
いもせうちう
)” の例文
酒は
薯焼酎
(
いもせうちう
)
とかで、鼻へ持つてくると、ぷんと臭い。徳利が、二本もやかんにつけてあつたので、富岡は薯焼酎とは思はなかつたのだ。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
それにしても、ゆき子の生命に、少しでも、この薬が反響したといふ事は、富岡には、嬉しかつた。富岡はすつかり疲れてしまつてゐる。夜になつて、また
薯焼酎
(
いもせうちう
)
を、ゆき子の
枕許
(
まくらもと
)
で飲んだ。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
山の上は、珍しく
土砂降
(
どしやぶ
)
りの雨だつた。富岡は、町へ降りるのを、一日のばして、事務所のストーブにあたり、山の人達五六人と、
薯焼酎
(
いもせうちう
)
を飲んでゐた。里へ降りて、官舎へ戻る勇気はなかつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
薯
漢検準1級
部首:⾋
16画
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
酎
常用漢字
中学
部首:⾣
10画
“薯”で始まる語句
薯
薯蕷
薯蕷汁
薯作
薯榔
薯汁
薯粥
薯芋
薯蔓
薯虫