“薄羽小札”の読み方と例文
読み方割合
うすばこざね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに一脈の活路が見いだされ、先に戴宗たいそうが持って帰っていた薄羽小札うすばこざねよろいは、当然、徐寧の手へ返された。またまもなく、徐寧の妻や家族らもここへ届けられて来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徐寧は突ッ放して——「よくもわが家の宝、薄羽小札うすばこざねのよろいを盗み出しおったな。その朱革あかがわのよろいびつがここにあるからには、下手人はうぬに相違あるまい。さ、白状しろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)