“薄掻巻”の読み方と例文
旧字:薄掻卷
読み方割合
うすかいまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかる場所にて呼び奉るを、許させらるるよう、氏神を念じて起上った私は、薄掻巻うすかいまきを取って、引被ひっかぶせて、お冬さんを包んだのです。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
障子をふつとくぐりつゝ、きのふ今日蚊帳を除つた、薄掻巻うすかいまきの、袖に、裾に、ちら/\と舞ひまうたのは、それは綿よりも軽い蘆の穂であつた。
玉川の草 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)