蒼白まっしろ)” の例文
そう唱えると共に、ふしぎな力がわいて、彼女は、蒼白まっしろえていたおもてを、きりっと、真っ直に上げた。自分の力でないようなものが、そのかおを厳然とささえた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)