落人衆おちゅうどしゅう)” の例文
寺をうひとには、おのずから礼もあり、あれに訪鉦ほうしょうも備えてあるに、本堂の上まで、土足でみだれ入るお客は、さしずめ夜盗か、血まようた落人衆おちゅうどしゅうかと危ぶみ、わざと、失礼いたしました。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)