萎靡因循いびいんじゅん)” の例文
けれども途中から急に振るい出しては、総体の調子がくずれるから、萎靡因循いびいんじゅんのまま、少し押して行くと、虚子がやにわに大きな掛声をかけて、つづみをかんと一つ打った。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)