菊理クヽリ)” の例文
いざなぎの禊ぎに先だつて、よもつひら坂に現れて「白す言」あつた菊理クヽリ媛(日本紀一書)は、みぬま類の神ではないか。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
いざなぎの禊ぎに先だって、よもつひら坂に現れて「もうこと」あった菊理クヽリ媛(日本紀一書)は、みぬま類の神ではないか。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
紀に泉津守道ヨモツチモリ菊理クヽリ媛など言ふよみの精霊が現れる処に「言ふことあり」「白す言あり」など書いたのは、呪言となつた詞章のあつた事を示してゐるのであらう。