莫迦臭ばかくさ)” の例文
甲田は何かの拍子で人と争はねばならぬ事が起つても、直ぐ、一心になるのが莫迦臭ばかくさいやうな気がして、笑はなくても可い時に笑つたり、不意に自分の論理を抛出なげだして対手あひてを笑はせたりする。
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)