“荷負(にな)” の例文
訶和郎は垂れ下ったまま蜜柑の枝に足を突っ張って、遠くへ荷負(にな)われてゆく卑弥呼の姿を睥(にら)んでいた。兵士たちの松明は、谷間から煙のように流れて来た夜霧の中を揺れていった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)