草標示くさじるし)” の例文
そしてふとまた、歩きかけると、藍木綿あいもめんの浪人服に、角頭巾つのずきんをかぶった四十がらみの男が、手に見事な宝刀を捧げ、それに“売り物”とわかる草標示くさじるしげ、つと、林冲のそばへきて。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)