草体そうたい)” の例文
しかるに艸冠くさかんむりをつけて薼の字を書く人あり。後者は艸名そうめい(よもぎの訓あり)ならん、「ちり」の字にはあらず。こはちり草体そうたいが艸冠の如く見ゆるより誤りしか。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「水戸様からいただいたお盃には、お手ずから草体そうたいで『水』と書いてござんすのじゃ」