茶筅頭ちゃせんあたま)” の例文
今日の会主は本阿弥長職派ほんあみちょうしょくはにゆかりのある藩中の老人。さっきから皆がちらちらと視線を送っている胡麻塩ごましお茶筅頭ちゃせんあたまのおやじがそれだ。
寛永相合傘 (新字新仮名) / 林不忘(著)
小男を背中へ引っかけた老人は、暗い中からすかして見ると、なるほどその人は茶筅頭ちゃせんあたまをして、お医者さんの恰好かっこうをしているから
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)