英彦君ひでひこくん)” の例文
末男の英彦君ひでひこくんが尋常三年に進んだ頃から、お医者さんと略〻ほぼ縁が切れた。しかし同時に別口の心配が頭をもたげていた。苦労をして育て上げた女の子をとうの立たない中に手放さなければならない。
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)