“若狭路”の読み方と例文
読み方割合
わかさじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そう来なくてはならぬ筈だ。じゃお延、ここらでまごまごしちゃあいられない。せめて若狭路わかさじへでも入ってからゆっくりしよう」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここへきて、ふたたび、戦火の糜爛びらんがひろがり、範囲も西は山崎、鳥羽伏見とばふしみ。みなみは木幡こばた、奈良ぐち、阿弥陀ヶ峰。ひがしは近江から北は若狭路わかさじにまでなって来たには理由がある。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)